こんにちは
Kechan(ケチャン)です(‘ω’)
サラリーマンやOLといえば
「正社員」として勤めることが
ごく当たり前だった時代がありましたが、
現代は時代の流れとともに、
様々な家庭の事情や生活スタイルから、
正社員(正規社員)に対して
派遣社員・契約社員・パートなどの
非正規社員として働いている人が
多く存在しています。
この「非正規社員」として
働いている人の中には
「自由な生活スタイルを求めたいから」
という理由だけでなく、
「正社員での仕事が決まらないので、
仕方なく派遣社員・契約社員として
働いている」
といったようなケースもあり、
多くの場合、圧倒的に後者のケースが多い
というのが現状のようですね…
なので、今回は
派遣社員や契約社員が正社員になることや
そのメリット・デメリットについても
考えてみたいと思います!(*´∇`)ノ
1.そもそもなぜ
派遣社員・契約社員が増えたの?
1986年に
「労働者派遣法」が施行されました。
そして、
派遣社員・契約社員が爆発的に増えたのが
1990年代の終わり頃から
2000年初頭にかけてでした。
それからは
増加の一途をたどり続けており、
近年では若干の減少傾向も
見られてはいますが、
劇的な改善にまでは至っていないようで、
これからも増えていくことは
間違いないと思われます。
派遣社員・契約社員が
劇的に増えた理由は、
改めて言うまでもなく
経済不況です。
不況によって、企業の業績は悪化。
そんな企業が自分の社員を
「正社員」として雇用しきれず、
正社員として雇う代わりに
派遣社員・契約社員などを派遣会社に依頼。
その結果、
正社員として払うべき賃金を
大幅に浮かすことができる上、
「契約更新制度」によって、
会社と派遣労働者双方の合意が無ければ
会社側は再契約を結ぶ義務がないので
その派遣社員をカンタンに切ることが
できます。
つまり、
非正規雇用者を雇う側の会社は
言い方は悪いですが、
その労働者を「使い捨て」に
できるわけです。
正社員よりもコストがかからず、
使いたい時だけ労働者を低賃金で雇い、
用が済んだら、使い捨て…
会社にとって
こんなにもオイシイ話はありませんよね…
しかも、そんな悲惨な環境にいる
非正規雇用の労働者の多くは
・安い時給で働かされる
・昇給は殆ど無し。
あってもせいぜい
時給10~20円アップ程度
(派遣先企業による)
・交通費は労働者負担
・ボーナスは出ない
・労働者に払うべき賃金の多くは
派遣会社によりピンハネされる
など、
劣悪な労働条件である場合が殆どです。
しかも、これらはまだ条件の良い
首都圏の大手派遣会社に
登録している場合の話ですので、
地方のもっと小さな派遣会社においては
さらに悪い条件であることが
当たり前の世界なんですね…
世の中が不況になり
まともに正社員を雇えない会社が増えれば
当然、このような
「企業にはオイシイ非正規雇用者」
へのニーズが高まりますよね。
正社員として働きたくても働けず、
仕方なく派遣登録をして、
低賃金で働かされる。
そんな労働者が増えれば、
そこに目をつける派遣先企業や派遣会社も
増える。
お金の為なら派遣労働者の事など
何も考えない。
なんだか悲しい世の中ですよね…(-ω- )
ちなみに、
2019年8月6日公表の
総務省統計局の調査によると
日本の会社における
正社員と派遣社員・契約社員などの
非正規雇用労働者の数は
役員を除く雇用者5636万人のうち、
正規雇用者は3513万人
(前年比:29万人増)
非正規雇用者は2124万人
(こちらも前年比29万人増)
つまり、非正規雇用者の割合は
雇用者全体の約40%近くにも及んでいる
ということですね。
一方、
失業者は約190万人ほどいるとされ,
前年同期と比べると
4万人も増加しているようです。
参考出典元:https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/index.html
失業者が増えている背景には
先述のとおり、
正社員として就職できない人が
派遣登録をするも、
派遣社員として働ける職場も見つからないか、
見つかったとしても、
ブラックな環境や劣悪な労働条件により
長期で働くことができず
短期間で辞めてしまい、
長く働ける仕事を求めている人が
増えている、ということが考えられます。
では、運よく派遣社員や契約社員としての
仕事が見つかったとしても
そこからどうやって正社員になれるのか?
そこで悩んでいる人も
多いのではないでしょうか?
これは私も経験したことです(`・ω・´)
では、その辺りについて、
次の章で具体的に見て行きましょう!
2.派遣社員や契約社員が
正社員になるには?
あえて正社員になる事を選ばず、
派遣社員や契約社員になって
自分の自由な時間を確保したい、
という人もいるかと思いますが、
ここではひとまず、
そのケースは置いておいて、
派遣社員・契約社員から
正社員へステップアップしたいと
考えている人。
これはかなり多くいると思います。
かくいう私も、
派遣社員として登録し、
働いていたことがありました。
派遣登録をした理由は
正社員としての仕事がすぐに見つからず、
そのままダラダラと職探しをしていては
無職の期間をただ増やしてしまうことに
なりかねない。
それは今後の就職活動に不利になる。
そう思ったからです
そして、そんな私も派遣社員時代は
そこから正社員へステップアップするには
一体どうしたら良いのか?
を常に考えていました。
私が派遣された企業は
日本の大企業の子会社で、
ケーブルテレビ事業を担う会社でした。
親会社の看板を背負う子会社だったので
私も
(もしこの会社に
正社員として就職できたら、
将来はきっと安泰だろうなぁ…)
と、淡い期待を寄せていました(笑)
そこで、
私が実際に正社員となるためには
どうしたら良いのか?
それについて調べてみたことや
実践したことをご紹介します(*´∇`)ノ
①能力+信頼を高め、
派遣先企業へアピールする
②派遣会社の担当者へ
「正社員になりたい」
意思があることを伝え、相談する
③紹介予定派遣の案件に応募する
などなど。
この中で私が実践したのは
②と③でした。
ちなみに
③の「紹介予定派遣」というのは
派遣社員として派遣先企業で一定期間働き、
その後、派遣先企業と派遣労働者
「双方の」合意
(正社員として雇う、雇われたい)
が合致すれば、
晴れてその派遣先企業の正社員として
就職することができる、というものです。
私の場合は、
②のように7、派遣会社の担当者へ
「正社員として働きたいので、
そのような求人を募集している
企業様はないですか?」
と相談してみたり、
WEBで紹介予定派遣を募集している
派遣会社に登録をして、
応募をしてみたりもしました。
結局、私は派遣時代、
正社員としての道に
進むことはできませんでしたし、
そう簡単になれるわけがないことを
知りました。
なぜなら…
💀正社員になるための
ハードルの高さと闇…
非正規雇用者の多くは
正規雇用、つまり正社員となって
安定した給料や、待遇を受けたい
わけですよね。
しかし、ここに盲点があるんです。
この記事の1章でも述べたように
そもそも、
非正規雇用者を募集している会社は
正社員を迎えられるほど
経済的に余裕がないからこそ
非正規雇用者を募集し、
採用しているわけです。
ざっくり計算すれば
社員を一人、正社員で採用するよりも
派遣社員や契約社員など採用する方が
年間で100~200万円もの
人件費が浮くんです。
正社員の退職金制度がある会社ならば
もっと多くの人件費が浮くわけですね。
会社にとって
人件費は会社の運営上、
一番の金食い虫ですから
ここを抑えられるに越したことはない
わけです。
なので、会社としては
正社員はなるべく採りたくないわけで、
必要最低限の確保が理想です。
では、会社が求める
社員の理想スタイルとは
どんな人物でしょうか?
それは
給料が安くても
辞めずに長く働く優秀な人
これに尽きます。
ではここでもう一度
先ほどのオレンジの囲いで書いた項目
の一つを見てみましょう
②能力+信頼を高め、
派遣先企業へアピールする
非正規雇用者は正社員になりたいので
必死に自分の能力や信頼度を上げて
派遣先企業へアピールします。
しかしちょっと考えてみてください。
あなたが会社の社長だった場合、
能力も信頼度も高い人をわざわざ
人件費のかかる正社員で雇いますか?
非正規雇用者でそのような人物がいれば
真っ先にそちらを採用するでしょう。
そして、派遣会社も
そういた優秀な人物を使ってもらいたいので
それなりに適した人物がいれば、
かなり強引に
派遣先企業への「派遣」を勧めてきます。
そして、かなり早い段階で
時給アップをしてくれるんです。
額は数十円程度のものですが、
派遣会社の担当者は
「〇〇さんは派遣先企業様からの
評価も高いので
特別にアップさせて頂きます!」
などと、
「あなたは特別です」的な
聞こえの良い言い回しで伝えてきて、
その会社へつなぎ留めておこうとする
わけです。
(事実、私もそんな経験をしました…)
ここで見事に
①時給アップで評価されている
(と勘違いした)非正規雇用者
②低賃金で使える労働者を
手に入れられて嬉しい派遣先企業
③派遣先企業からの評価が上がり、
さらにオファーが増え、且つ労働者から
ピンハネし、ウハウハな派遣会社
というアンバランスなトライアングルが
完成しているからこそ
世の中の正社員は一向に増えず、
非正規雇用者が
年々増加の一途を辿るわけです。
実際に、
派遣社員や契約社員が
正社員になる例も無くはないのですが
そこにはかなり高いスキルを持っている
専門職の補充であったり
逆に、次々と正社員が辞めて行き、
常に欠員状態のブラック企業であれば
正社員化への道は開かれていますが、
あなたなら、
そこに飛び込むという選択をしますか?
3.正社員になる事の
メリット・デメリット
それでもやはり正社員になりたい、
という思いを持っている方も
多いと思われます。
では、現代の日本において
正社員になることの
メリットやデメリットというものは
どれくらいあるものなのか?
このあたりのことが少し気になったので
リサーチしてみました。
・雇用期間が定められていないので、
非正規雇用と比べて、
安定した収入が得られる
・交通費や賞与などの待遇面が
優遇されやすい
・そう簡単にはクビにされにくい
・社員寮などの福利厚生がある
・社会的信用が得られるので
ローンなどを組みやすい
・その会社の社員としての
責任を負わされる
・職場が複数存在する場合、
転勤‣異動がある
・休日出勤や残業を
させられることも多い
・ノルマや成果を求められる
・昇進等により部下の育成などを
しなければならなくなる
いかがでしょうか?
正社員になることについては
一長一短ありますので、
正社員になった方が
良い or ならないほうが良い
ということではないとは思います。
ただ、これはあくまでも
私の経験から言える
個人的な意見ですが…
派遣社員から、
正社員にならなくて良かった。
そしてその後、
正社員として就職した会社を
辞めて本当に良かった!
そう心から思っています\(o´▽`o)/
なぜなら、
最後に正社員として働いていた職場は
パワハラ、激務、過剰に受けるストレス
などといった劣悪な環境で、
体も心もマトモじゃない状態だったから
です。
詳しくは
で紹介していますが
もしそのまま、
あの職場で会社員を続けていたら
体を壊して倒れていたかもしれない。
もしくはもっと精神的に追い込まれて
あらぬ行動を取っていたかもしれない…
本気でそう思えるからです。
あの時、会社の上司から
間接的な退職を促されたことにより
そこで大きな決断をして、
ネットビジネス・アフィリエイトの世界に
飛び込んだからこそ、
毎日通勤をしたり、
体も心もすり減らすような
ストレスだらけの生活を送らなくても、
現在のように安定した収益と、
体にも心にも優しい自由な生き方を
することができているんだよな、と
心から思えているわけです(^-^)
なので、もしあなたが今、
派遣社員や契約社員などの
いわゆる非正規社員として働いている、
あるいは職探しで悩んでいて、
将来的に正社員になろうと思っている
のならば
自分が本当に目指す未来は
今、追いかけている
「正社員として働くこと」なのか?
正社員になることで、
すべての悩みが解決するのか?
今一度、
じっくりと考えてみることを
強くおススメします。
正社員で働くことが当たり前。
そんなことが常識だった時代は
とっくの昔に過ぎ去ってしまっています。
時代と共に、働き方は大きく変化しました。
過去には、
会社が全社員を面倒見ていた時代
もありましたが、
今は自分の生活は自分で面倒を見る時代。
そして、個人で稼ぐことが
とてもカンタンな時代になりました。
人生はたったの1回しかありません。
私はそのたった1回の人生を、
自分が心から幸せだと思える人生にしたくて
会社員を辞めました。
そしてその理想の人生を
手に入れることができました!\(o´▽`o)/
まだまだ、これからやりたいこと、
成し遂げたいことは山ほどあります。
でも、会社員をやっていては、
そのたった一つの夢さえも
叶えることはできなかったと思います。
あなたにも今、
自分の残りの生き方を真剣に考え、
見直す時が来ているのかも
しれませんね(^-^)