まず、このGDPRが何かから理解していきましょう。
GDPRとは、General Data Protection Regurationの略で、簡単に言うとヨーロッパ圏の個人情報の取扱いを定めた法的ガイドラインのことです。
アドセンスは、読者に最適化された広告が自動的に最適化される仕組みになっています。
最近見た商品の広告が閲覧履歴として記録され、別のサイトに遷移した際にも同じような広告が表示される仕組みになっています。
この仕組みは、悪く言うと閲覧者の個人情報を勝手に抜きとり、無断でそのデータを保存しているということ…。
ヨーロッパ圏では、以前から「この行為はどうなの…?」と問題視されていたんですね。
そこで、GDPRという法的なガイドラインを作って、勝手に個人情報を抜き取る行為を禁止することにしたんですね。
現在、アドセンス管理画面へログインすると画面上部にこんなメッセージが出ていませんか?(※2025年1月時点)↓
アドセンスの管理画面に突如出てきた、GDPRメッセージ作成を促す警告文。

今回アドセンスの管理画面に表示されている文言↓
これは、今後(2024年1月17日以降)もヨーロッパ圏に在住する人にアドセンス広告を表示させたい場合に対応が必要になるもの。
ヨーロッパ圏の方があなたのブログに訪れた際に、このサイトにアクセスすると、あなたの個人データを使用されるけどいい?
このようなメッセージを表示させるかどうかを決定するものになるのです。
GDPRのメッセージを作成した場合、読者があなたのサイトを訪れた際にこのような文言が表示されるということですね。
逆に、このメッセージを作成しなければ、ヨーロッパ圏の方があなたのブログにアクセスしてもアドセンス広告が表示されません。
そもそもアドセンスのGDPRメッセージは作成する必要ある?
ヨーロッパ圏の方にアドセンス広告を表示させるかどうか?端的にいえば、これが今回アドセンスの管理画面に表示されている警告文の意味です。
あなたが日本在住で、アクセスもほぼ日本からのサイトを運営しているのであれば、対応しないことで大きな問題になることはないでしょう。
ただし、2024年秋頃から、一部のサイトにおいてこれを設定しないことで広告制限されてしまうケースが発生しています。
そのため、日本在住であっても、できるだけ設定しておかれることを推奨します。
広告制限が適用されるサイトはまだまだ少ない印象ですが、念のため設定しておいたほうが安心でしょう。
アドセンスのGDPRメッセージの作成に必要なもの(事前準備)
GDPRメッセージの作成において、2つのものが必要になりますので、事前に準備しておきましょう。
①サイトのアイコン画像(どんなものでもOKです)
②プライバシーポリシーのページ
「Google認定のCMPを使ってGDPRメッセージを表示してください」への対処法
アドセンスの管理画面にログインし、「プライバシーとメッセージ」から、「欧州の規制」内にある「作成」をクリックします。(※2025年5月現在、作成 が 管理という表示に変わっています)

「欧州の税制に関するメッセージを作成する」をクリックします。(※2025年5月現在、メッセージの作成 というボタンに変わっています)

以下の①を変更し(デフォルトのままでもOK)、「サイトを選択」をクリック(②)。

GDPRメッセージを作成したいドメインの横にある「サイト名を追加」をクリックしましょう。

そうするとサイト名の入力が求められるので、そのサイトの名前を入れ(日本語でも英語でもOK)、「保存」します。

プライバシーポリシーのURL「URLを追加」をクリック。

プライバシーポリシーを設置しているURLを入力し、「保存」する。

次に「ロゴを追加」していきます。

適当なロゴをアップロードし、画像が追加されたら「OK」をクリックします。

そうするとサイト選択のページに戻ってくるので、先ほどのサイトにチェックを入れ、一番下の「確認」を押して次に進みます。

以下の①②を選択していきましょう。

- 言語:サイトで使っている言語を選択しましょう。通常は「日本語」ですね。
- ユーザーの選択:上から「オン」「オン」「オフ」「オフ」
- 「公開」をクリックします。
細かなカスタマイズもできますが、こだわりがなければデフォルトのままで大上部です!
「OK」をクリック。

ステータスが「公開済み」になっていれば、GDPRメッセージが設定できた証拠です!

これでGDPRメッセージの作成は完了です!